約2億9,900万年前から約2億5,190万年前までの約4,700万年間あたる(開始・終了時期にそれぞれ数百万年の誤差あり)古生代最後の地質時代の一つ。
この時代は地球の歴史において「生命の大繁栄」と「史上最大の絶滅」という、極端な二面性を持った非常にドラマチックな時代。
かつてはドイツの上下二分される地層名に由来した二畳紀(にじょうき)と呼ばれることが多かった。
1. 巨大大陸「パンゲア」の誕生
この時代の最大の特徴は、地球上のほぼすべての陸地が一つに集まり、超大陸パンゲアが形成されたこと。
大陸が巨大すぎたため、内陸部には湿った空気が届かず、広大な砂漠が広がり北半球と南半球で極端な季節の変化が生じ、過酷な環境となった。
2. 生態系の進化
恐竜が登場する前の時代だが、ユニークな生物たちが地上の主役だった。
・単弓類(たんきゅうるい)
哺乳類の先祖に近いグループ。背中に大きな「帆」を持つディメトロドンなどが有名。
・シダ種子植物の衰退と裸子植物の台頭
乾燥に強いソテツやイチョウの仲間が広がり始めた。
・昆虫の巨大化
酸素濃度が高かった名残もあり、現代よりも巨大な昆虫がまだ生存していた。
3. P-T境界(史上最大の大量絶滅)
ペルム紀の終わり(約2億5,200万年前)には、地球史上最大規模の絶滅イベントが発生した。
・絶滅規模
海洋生物の約96%、陸上脊椎動物の約70%が絶滅したと言われている。
・原因
シベリアでの大規模な火山活動(シベリアン・トラップ)による地球温暖化、酸素欠乏、海洋酸化などが複合的に重なったと考えられている。
・その後
この大絶滅を乗り越えたわずかな生き物たちが、次の「トリアス紀(三畳紀)」で恐竜へと進化していくことになる。