約1億4,500万年前から6,600万年前にあたる中生代最後の時代である地質時代の一つ。後期・前期の2つの世に区分される。
1. 大陸の分裂と海面の上昇
パンゲア大陸がさらにバラバラになり、現在の形に近づき始めた時期。
・温暖な地球
活発な火山活動により二酸化炭素濃度が高く、現在よりずっと温暖で、北極や南極に氷河はなく、恐竜が闊歩していた。
・浅海(内海)の拡大
温暖化で氷が溶け、海面が非常に高かったため、大陸の多くが浅い海に覆われていた。
2. 恐竜の黄金時代と新勢力
誰もが知る有名な恐竜たちの多くは、実はジュラ紀ではなく、この白亜紀に登場した。
・最強の布陣
ティラノサウルス(北米)、トリケラトプス、スピノサウルス(アフリカ)などが進化の頂点に達した。
・花の登場(被子植物)
現代の風景に欠かせない「花を咲かせる植物」が登場したのもこの時期。これにより、昆虫との共進化が加速した。
・翼竜と海生爬虫類
空には大型のケツァルコアトルス、海にはモササウルスが君臨していた。
3. K-Pg境界(巨大隕石の衝突)
白亜紀の終わりは、あまりにも有名な幕引きだった。
・衝撃の瞬間
メキシコのユカタン半島に直径約10kmの巨大隕石が衝突(チクシュルーブ・インパクト)。
・冬の到来
巻き上げられた塵が太陽光を遮り、急激な寒冷化(衝突の冬)が起こった。
・絶滅と生存
体重25kg以上の動物のほとんどが絶滅したが、一部の小型哺乳類や、恐竜の生き残りである「鳥類」が次世代を担うことになる。