最近、この山をちょくちょく徘徊しているが、レポートは全くアップしていない。
山行ページも最近更新していない状況でもあるし、この際1回くらいは虚空蔵山を取り上げておこう。
「湖粋園」の案内を見ながら県道80号線を北上、並滝寺池の堰堤脇まで行く。
堰堤脇の数台駐車可能なスペースにすべり込んで、そそくさと身支度を整える。
ちなみに並滝寺池は、黒瀬川の最上流部・水源にあたる所に位置している大きな溜池で、池の傍には池の名の由来でもある並滝寺や、上記の湖粋園というラドン温泉の一軒宿がある。
登山口となる並滝寺池の堰堤。デジカメ時刻16:28。
5月の末ともなると、日照時間が長くて有難い。
県道80号線沿いの取付
16:30頃、登山道に入っていく。
ちなみに、この並滝寺池からの登山ルートはAコースと呼ばれているが、ちょっと藪っぽい印象があり、初めて来た人は躊躇するかもしれない。
ただ樹林の中を進むのみ。
登山道沿いには目ぼしい花もなく、松食い虫の仕業か立ち枯れた松が目立つ。そんな鬱蒼とした樹林帯を進むのだ。
やがて登山道は急勾配になってくる。
上写真付近から、登山道は稜線に向けて一気に勾配を増してくるのである。
下山にこのルートを選択した場合(私は選択する(・ω・)ノ)は注意が必要だろう。
ロープの張られた急勾配個所も。
ここを登りきると、登山道は尾根沿いを進む形になる。
稜線沿いの道。
尾根沿いは勾配が緩やかになるが、私はなまくらハイカーなのでペースが上がらない(´`@)…
Bコースが左手から合流。
Bコースとの合流点は小ピークになっている。さしずめ西峰といったところか。
無論分岐を右手にとり、山頂に向かう。
一旦下って鞍部を経てさらに登ると、右手に虚空蔵山登山における最終目的地と言っていい「磐座(いわくら)」という巨大な岩塊があるのだが、今回は山頂にまず向かう。
展望の無い虚空蔵山山頂。デジカメ時刻17:04。
私はピークハント的な登山には全く興味はなくて、ただ展望と登山道沿いの花が目当てな男なので、石鎚でも最高峰の天狗岳を無視したりすることが少なくない。
実際、何度か登った虚空蔵山だが、何を隠そう山頂には今回初めて到達した。
後学の為にあえて山頂に来てみたのだが、展望も何もない山頂なので長居は無用。とっとと「磐座」に向かう。
「磐座」到着。デジカメ時刻17:07。
他サイトでは標準的な所要時間35分とあったが、私はなまくらハイカーなので、登山口から40分近く要している。30分以内に上がる為にはまだまだ修行が足りない。
正面に見える、深堂山へ続く稜線。
後方に連なる広島県南部の山々も良く見える。
カシミール画像を追加。
小田山~曾場ヶ城山~水丸山~鉾取山への山並みが見えているようだ。
志和町側を。
後方に向かって伸びる山陽自動車道が見えている。
カシミール画像もう一丁。
実際に見えているのは後方中央の呉娑々宇山くらいか。
西条盆地後方に野呂山。
野呂山はどっしりとした巨峰といった風格がある。
展望を一通り楽しんだら下山。17:15頃磐座を出発。東広島市付近の日没は19:11頃らしいので、あと2時間近くは十分に明るい筈だ。
並滝寺池に下山。デジカメ時刻17:44。
ここの駐車スペースには、ゴミ不法投棄監視カメラが設置されていて、ちょっとでも動こうものなら動体センサーが感知して、スピーカーから自然保護を訴えかける音声が流れてくる。
公の費用を使って、こんなシステムを設置せざるを得ないとは広島県民として嘆かわしい限りだ。
監視カメラはさておき・・・登山から下山まで、遅いペースで1時間15分あまり。
お手軽に楽しめる山である。