東日本は記録的な大雪だというが、この日の広島方面はコンディションに恵まれた。
午前中に雑用を済ませて、午後から広島空港近辺の滝見に繰り出すことにする。
16:00迄には戻らなければイケナイので、まず山陽自動車道を本郷インターまで走り、お金で時間を買う。
本郷で高速を降り、県道343号線を大和方面に向かって行くと、343号線が山陽自動車道と交差する付近に白扇の滝がある。
県道から滝への入り口付近。奥に見えているのは高速道路の高架。
県道から細い道を進むと矢谷橋があり、たもとに記念碑がある。
白扇の滝は、橋のすぐ上流で右岸から渓流が合流してくる箇所にある。
記念碑の所から左手奥に滝の全景が見える。
以前来たことがあるので、委細承知ではあるのだが、一応滝の前まで行ってみる。
この滝をHPで紹介するのは実は初めてなのだが、前に来た時は雨は降るし、草木が茂って滝がよく見えないしで、写真を撮る意欲が萎んだ経緯がある。
表現の仕方はイロイロあるのだろうが、何というか「よく見えない滝」なのである。
近づくと、やはり一番下の部分しか見えない。
少し離れると上部を見ることが出来る。出来るが・・・
上部が見えるポイントからは下部に障害物多し・・・
やはりスッキリ全景を眺めることができないので、記念碑付近に戻る。
記念碑付近から全景が見えるが、やはり障害物多し・・・
この滝は、山陽自動車道の開通を機に周辺が整備され「矢谷の滝」から「白扇の滝」と改称され、記念碑まで出来た。
問題は、その後が放置状態である、ということで滝などすっかり顧みられていないと思われるのが残念。
公費を投入して(多分)立派な記念碑まで作っているのに・・・だ。
高速の高架上に見える青空。東日本は大雪というが、こちらは全く影響無し。
せめて、周辺の草や助長した木々くらいどうにかしないと、折角の立派な滝が勿体ない。
ということで、次は白扇の滝とは対照的な滝に行ってみよう。
「畑の滝」への降り口付近。
畑の滝は規模・知名度ともに、白扇の滝にはるかに及ばない。だが、白扇の滝などよりはるかに滝周辺の環境整備が行き届き、とても気持ちの良い滝見が出来る。
前回と違うのは、新たに設置された手作り風の案内看板。
県道からの入口にも看板が増設されていたし、駐車場も下に出来、着々とマイナーな滝から脱皮しつつあった。
草刈が丁寧にされた滝見道。素晴らしい。
滝までは徒歩で1分程度で到達。
落差は10mにやや届かないくらいか。
滝の幅は広いが、向かって左の流れが見えにくい。
水が多い時に今度は来てみたい。
前回は雨天だったが、今回は天気も良く、気持の良い滝見となった。
地元の方々の地道な環境整備と思われるが、同じ三原市本郷町に立地しながら、白扇の滝と畑の滝は違い過ぎる。
まだ時間もあるので女王滝に行ってみよう。