今週は、先週猛烈な雨で断念した鷹ノ巣山とカンノ木山に、リベンジのためにやってきた。
福富の県央の森公園は、雨こそ降っていないがどんより曇ったコンディション。
公園手前の鷹ノ巣山の登山口に車を置き、まずカンノ木山に向かって歩き始める。
デジカメ時刻１４：４３。
私の他は先行登山者の車が１台あるのみ。この時刻から登り始めたのは私１人だった。
ちなみに、鷹ノ巣山・カンノ木山へは安芸高田市向原町側からも登ることができる。
だが楽チン登山を基本コンセプトとする私なので、東広島市福富町の県央の森からしかアプローチしたことはない。
舗装路をほんの少し・・・県央の森公園側に歩く。
梅雨空が続いたので、ザーザーと水の流れる付近の沢の音が大きい。
県央のモニュメントが中心地点にある（らしい）。
広島県の最東端と最西端、そして最北端と最南端から緯度・経度的に割り出した中心点がここなのだそう。
久芳（くば）峠を経由する登山口。
私が車を置いたのはダート林道を経由して鷹ノ巣山に直接登る登山口で、このルートは下山に使う予定。
往路は少し先にある別の登山口から久芳峠を経由し、まずカンノ木山に登り、その後鷹ノ巣山に登るルートをとる。
沢の流量多し。
この山域は周辺より降水量が多いのかもしれない。
針葉樹の植林の中を進んで行く。
前回来てから８年半もの月日が流れているので、登山道を歩いていると「そういえばそうだった」みたいな感覚に陥る回数が多い。
足元の土が湿り気を沢山含んで滑りやすい個所もある。
久芳峠までは比較的ゆったりと高度を上げていく。
久芳峠手前の道。
ここは歩いていて気持ちが良い。
久芳峠（鷹ノ巣山とカンノ木山の鞍部）到着。デジカメ時刻１５：０６。
ここで登山道は十字路になっていて、直進すれば安芸高田市向原に下り、左右がそれぞれ鷹ノ巣山とカンノ木山の山頂に向かう（私は福富側から登って来た）。
ここはまずカンノ木山に進路をとる。
「ひろしま百山」という本によれば、鞍部（久芳峠）からカンノ木山への往復は１時間もあれば十分だ、とある。
ならばなまくら登山者の私でも１６：００頃には再び久芳峠まで戻れる（筈だ）。
カンノ木山への道。
カンノ木＝叶木と書くらしいが、カタカナ表記が一般的で、漢字で表記してあるのは久芳峠にある案内標識くらいのものだ。
カンノ木山山頂。デジカメ時刻１５：３４。
久芳峠から２８分もかかった。
山頂にある岩塊。
虚空蔵山の磐座ほど大きくないが唯一の好展望箇所という点で共通している。
山頂岩塊から鷹ノ巣山。
この日この時、ここからマトモに見えたのはすぐ隣の鷹ノ巣山くらいのものだった。
福富方面の展望。
視界すこぶる悪し。
うっすらと段原山（野路山）。
展望はよくないが、雨が降っていないだけマシか。
ミネラルウォーターを飲み出発。鞍部・久芳峠に引き返す。
すべりやすい下り道を慎重に進む。
再び久芳峠。デジカメ時刻１６：０６。
本当にジャスト１時間だった。「ひろしま百山」の著者は正しかったことになる。
尤も私の場合は「十分だ」とはいえず、ギリギリだったが・・・