須佐・高山

当初は全く予定の無かった休日。
家でヒマなのは私のみという状況で、ガソリンスタンドとかホームセンターとかでこまごました用事を済ませたのが9時台。
”折角の休日の時間を有意義に使わねば・・・”という天の声が聞こえたわけでもないのだが、出かけないと勿体ない気持ちが抑えられず、久々にデジカメを持って出かけてみる。

10:00頃出発し、千代田インター付近まで行くと、折しも”壬生の大花田植え”の開催日でかなりの人出。
コロナ禍以前の仕様での久々の開催とあって賑わうのは無理もない。
混雑を避けるように素通りして高速に入り、浜田自動車道を北上する。

何故、この日須佐(山口県萩市)に行こうと思ったのか自分でも不思議だが、須佐に行くのは14年ぶりで、何かに導かれるように日本海側に向かう。

後藤商店(益田市)で昼飯。デジカメ時刻 12:23

我が家から益田まで2時間半かかる。
益田で私の昼飯と車の給油(この日2回目)を済ませ、日本海沿いをさらに西に向かう。
田舎のガソリンスタンドは日曜休業の場合が多いので、復路も考慮しながら、燃料が減ってくる前に市街地のスタンドで早めに給油しておくのが肝要。

田万川温泉憩いの湯 デジカメ時刻13:19

ここまでの道中で、田万川温泉を思い出し再訪したくなったのだが、前回の田万川温泉への訪問は21年前の2002年。
無論、21年前の田万川温泉の記憶など完全に忘却の彼方だったが、何故2002年だったとわかったかというと、あの時須佐駅の旧駅舎が火災で焼失していて、無惨な姿をさらしていた。
その、須佐駅の火災があった年を調べたならば平成14年だったわけだ。

21年ぶりの田万川温泉に入浴した後は、須佐の高山(こうやま)に向かう。
191号線をホルンフェルス入口の交差点から右折して進み、高山を示す標識に従って右折。後は山頂に向かってクネクネとした道を進む。
山頂への道は割と道幅があるので、気分的には楽に高度を上げていける。

山頂直下の駐車場 デジカメ時刻13:40

完全に穴場的な場所なので、日曜というのに来訪者は私のみ。

”登山口”と言ったら怒られそう・・・

山頂の直下まで舗装された道があるので、楽チン登山愛好者向けの有難い山です。

間隔が歩幅にマッチしていなくて歩きにくい階段。

段の幅が狭くて歩きにくい階段が頂上まで続いているが、どうであれ5分もあれば頂上に到達する。

眼前の空間が開ける

高山山頂付近の岩石は強い磁力を帯びているらしいが、私にはどれが”須佐高山の磁石石”なのかわからない。

高山(こうやま)山頂 533m デジカメ時刻13:43

高山山頂には展望テラスが設けられている。
前回訪問から14年が経ち、展望テラスもリニューアルされている。

展望テラス上はこんな感じ

広島は晴天だったのだが、日本海側は曇りの様相で、折角の展望があまり宜しくない。
コンディションが良ければ見島(萩市沖の山口県最北端の離島)や益田の市街地、津和野の青野山、中国山地の山々なども遠望できる筈。

西側の海岸線を望む

14年の歳月の流れは周囲の木々も枝を伸ばし、以前よりも展望を狭めている。

須佐の市街

男命烏賊(みこといか=いわゆる剣先烏賊)が特産として知られる海沿いの町。

伊良尾山遠望

畳ヶ淵や道栄の滝などの景観を作り出した、大昔の火山活動の主体となったといわれる山。

十種ヶ峰遠望

うっすらとしか見えないので、ピントも合わせづらいし、なかなかシャッターが切りにくい。

展望を楽しむにはあまりコンディションの良くない日だったので下山する。
山を下る途中で軽自動車1台とすれ違ったので、全く人が訪れない場所というわけでもなさそうだ。
須佐湾沿いまで下ると、次は須佐を代表する名所・ホルンフェルスに向かう。

ホルンフェルスに行く