奥出雲ドライブ
日曜日なので「どこかに連れて行け」との指令が出た。
ただし先立つものが不足気味なので、奥出雲に手軽なドライブに行くことにする。
松江自動車道を高野まで北上。後は国道432号で奥出雲に向かって走る。
県境の王貫峠付近の予想以上の残雪に驚いたり、寄り道をしたりしながら進み、やがて道の駅「酒蔵奥出雲交流館(亀嵩)」に着く。
玉峰山。
ここ(奥出雲町亀嵩)は松本清張の長編推理小説「砂の器」の舞台にもなった。
道の駅に展示しておる「砂の器」のロケセット。
木のプレートには渡辺謙さんのサインもある。
中は狭いが、撮影風景の写真なんかが展示されている。
味わい深い空間は、ドラマの情感がイメージできる。
道の駅を出て、国道314号を南下する。
亀嵩駅のそば屋「扇屋」は混んでいたので今回はスルー。
JR出雲坂根駅。
広島との県境近くにある木次線の駅で、構内に「延命水」という名水が湧くことで知られている。
延命水源泉。
いつもの休日なら、水を汲みに来る人が多くいるのだが、冬の時期だけに誰もいない。
積雪の為、木次線の一部区間は運休状態が続いている。
「三段式スイッチバック」で、鉄道マニアなら必ず知っている駅だが、雪に埋もれた線路を見る限り、次の列車が走るのは当分先のことだろう。
出雲坂根駅の時刻表。
基本、1日3往復しか列車が来ない。
このダイヤでは、JRもわざわざ雪のたびに除雪したくなくなるだろうし、運休するのもやむを得まい。
国道の反対側にも水汲み場がある。
国道を横切って階段を下りた所に、大量の水が流れ出ている水汲み場があり、人が1人どうにか通れる幅で通路が作られている。
重いポリタンクを持って通るには苦しい道幅だ・・・
ここも当分雪が消えそうにない。
延命水をゲットしたら、さらに国道314号線を南下。
道の駅「奥出雲おろちループ」。
標高700mくらいに位置する為、この辺りは大変に雪が深い。
スキー場もあり、20何年前にスキーに来たことがある。
私もこれほどの量の雪はなかなか見たことがない。
時計を見ると15:00になろうとしている。
後はこのまま広島県に入って帰るだけ。
結局、今回はそば屋には行かなかった。