コナン通り

兵庫からの帰路で「青山剛昌ふるさと館に寄れ」とのリクエストがあり、浜坂で昼飯を終えた後は鳥取を素通りして北栄町まで走る。


青山剛昌ふるさと館。


阿笠博士とワーゲン。

北条バイパスはこれまで幾度も通った道だし、ふるさと館と道の駅は以前も来たことがある。
今回は初見の”コナン通り”を見物してみることにする。


服部平次像と遠山和葉像+バイク
鳥取が舞台のエピソードで、道に迷っている時の描写のようで、持っているのは鳥取の地図。

ここに無料駐車場と巨大迷路があるが、中で右往左往している間に熱中症になりそうなので迷路はパス。


通り沿いの案内板。


米花商店街。”喫茶ポアロ”とグッズが買える”コナン百貨店”がある。


コナン大橋
由良川という川に架かっているが、川の水が綺麗でないのが気になった。


台座に”あくび娘”と表記のある灰原哀像。


川畑泰史・・・ではなく小嶋元太像でした。
付近には他の少年探偵団・ガキンチョキャラ2人の像もあるが写真は割愛。


駅前のタクシーもコナンのラッピングあり


コナン駅。正式名称は山陰本線の由良駅。


鳥取方面からの下り列車が入線した図。


跨線橋の階段にもラッピングあり。


本当に”会えるまち”です。
青山剛昌先生の故郷への貢献は凄まじいものがあり、男としては憧れますな。

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須佐ホルンフェルス

高山(こうやま)から麓の海沿いまで下ると、ホルンフェルスに向かって車を走らせる。
ホルンフェルスへは過去2002年(須佐駅旧駅舎火災焼失の直後頃)と、2009年に2度、計3回来たことがある。しかも2009年は、何故か遠方にも関わらず7月に2回訪れているようだ。

つわぶきの館

無料の駐車場があり、ここがホルンフェルス見物の起点となる。トイレやお土産売場等もあるようだ。

遊歩道の入口

14年前の訪問時はコオニユリが道沿いに沢山咲いていた。

道幅が狭いのでもちろん徒歩です

遊歩道はキチンと舗装され、距離で言えば約500mといったところか。私がここを通るのは今回で通算4回目ということになる。

遊歩道沿いの露頭にも独特の断層模様がみられる

思い出せば、2002年に来たのはTVで見たのがキッカケだった。番組名は忘れたが、九州のローカルタレントの上〇敏子さんが、日本海沿いをJR山陰本線で山口県から兵庫県まで途中下車しながら旅する企画を見た記憶がある。

この先が断崖になっているのは”お約束”

落ちればタダでは済まないのも”お約束”

危険個所

雨の日や強風の日などは非常に危険と思われるので、訪れるのは避けた方が良いと私は思う。

これがここの白眉”畳岩”

バウムクーヘンみたいな模様の崖が聳え立っている。

後は写真を沢山貼って現場の雰囲気を出したい・・・

バウムクーヘンをアップで

物凄く長い年月を要してこの景観は作られたのでしょうね。

反対側を振り返って見た図

日本海の荒波が押し寄せる

前述の崖上の危険個所もそうだが、海が時化た日はやはり危険でしょうな。

畳岩の反対側の景観

つわぶきの館が右上に見えている。周辺の海岸は荒波に削られた崖が延々と続いている。

もう一枚畳岩を

崖の前に子供たちが写っているのでスケールを感じて頂ければ。

下手な写真ではイマイチ伝わないかもしれないので動画を

気が済んだら帰ります。
喉がカラカラに乾いたので、つわぶきの館でペットボトルのお茶を買い、車に乗り込む。

須佐湾沿いの風情

ホルンフェルスから191号線に戻る途中の高山が見える場所で車を停める。

麓からの高山 デジカメ時刻14:48

国道191号に戻って須佐駅方面に進み、地元のスーパーに寄って海産物や地酒等々を土産に買いこむ。
買い物を終えた私がスーパーから出て、車に戻ろうとした時、ショッキングな邂逅があった。

私の車の傍に佇む野良猫 デジカメ時刻15:06

野良猫は普通すぐに人から逃げるものだが、私が近寄っても逃げなかった。須佐のスーパーにいたので、便宜上”スーちゃん(性別不明)”と呼ぶことにする。

スーちゃんの頬が腐り患部に蠅が群がっている

察するに、様々な感染症に侵され、歯槽膿漏によって頬が腐ったように思われる。身体はやせ細っているし、近いうちには生命を落とすだろう。
可哀想だがどうしてやることも出来ず、遠路でもあるし帰途につく。

※6/14追記
扁平上皮癌ではないかとのことでした・・・

スーちゃんが生きていた証を、つたないHPではあるが、ここに残しておいてやりたい。

須佐大橋

国道315号を鹿野まで南下し、鹿野インターから中国自動車道を東に向かって走るが、広島県に入ったあたりから、私の脳裏に「ニャー」と弱々しい声で寄ってきたスーちゃんの姿が思い出されてきて悲しい気分になった。
今回私が須佐に行こうと思ったのは、自分でもハッキリしないが多分最近山口県を何度も訪れているうちに、20代の頃の思い出に誘われたのに違いない。
しかし数日経つと、私は野良猫のスーちゃんに呼び寄せられて、生前最後の姿を見届けてやる為に須佐に行った、と思ってやりたい気持になった。

スーちゃんは既に生命を落としているかもしれないが、猫は死期が近づくと姿を人前に見せなくなるという。スーちゃんが故郷の須佐で穏やかな最後を迎えていることを切に願い、小さな命の冥福を祈ってやりたい。
寂寥感はなかなか消えないが、スーちゃんと出会えて良かったという気持が私の中で日増しに強くなっている。

今度は14年ぶりとかではなく、近いうちにスーちゃんの生まれ故郷・須佐を再訪して偲んでやりたいと思う。

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元乃隅神社(龍宮の潮吹)

1年以上ぶり、久々のページ更新です。
出かけていないのでネタが無かった、モチベーションが低下していたというのが理由なんだが、マメにHPを更新なさる方を尊敬します。

GWに入り、我が家で前々から行こうと決めていたドライブに出かける。
山口県の西部に行くのは久々なので、非常に楽しみにしていた。


ドライブインみちしお(山陽小野田市)。デジカメ時刻 10:17

”みちしお”は山口県の名所的ドライブインで、20数年前に立ち寄ったことがある。
その時何を食べたかは忘却の彼方で、来たということしか覚えていないが、今回のドライブの第一目標は”みちしお”。


みちしお名物の”貝汁”530円。

20数年前に来た時は、貝汁がここの看板メニューだという認識を持たなかったので、ラーメンか何か他のメニューをテキトーに食べたのだと断言できる。
金もほとんど持ってなかった極貧時代だったのだろう。

懐かしい20代の頃の記憶を反芻しつつ、長門に向かって車を進める。


道の駅きくがわ デジカメ時刻 11:59

この道の駅は20数年前既にあったと思うが、立ち寄ったのは今回が初めて。
トイレ休憩を済ませるとさらに北上。長門の元乃隅神社に向かう。


元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)

私が記憶している限りでは、20数年前のここは”龍宮の潮吹”と呼ばれる観光名所で、神社がメインではなかったと認識している。
当時使用していたカーナビの機能で、現在地から推奨のドライブコースを提示してくれる機能があり、その時カーナビがチョイスしたのが龍宮の潮吹だったので偶然訪れた場所であった。

あの時は休日でありながら訪問者が私の他数人という、まぎれもなくマイナーな穴場スポットだった。
当時はテキトーに土産屋に駐車して付近を散策できたと思うが、今日では有料駐車場やトイレ・売店などが整備され、大変な変わりようとなっている。


川尻岬へ続く海岸線

後々調べてみるに、ここの神社は昭和30年(1955)の建立ということで、それほど歴史の長い神社というわけではない。


階段沿いに連なる赤い鳥居

鳥居は昭和62年から10年間かけて奉納され、100m以上もの長さになっているとのこと。


鳥居は合計123基あるそうな。

昭和62年(1987年)から10年(1997年)ということは、20数年前の訪問時には既にこの鳥居はあった筈だが、これも忘却の彼方。
単に私がバカなのか、人の記憶というものはイイカゲンなものなのか。
スマートフォンなどもちろん存在しない時代で、デジカメもまだそれほど普及していない頃だったので、20数年前は写真を撮るということは、フィルムを買って、写真屋に現像を依頼せねばならなかった時代だったのだ。


突端には岩礁がある。

ちなみに付近には柵など一切ない崖が海に切り立っているので、転落などせぬよう注意が必要。


下から見るとこんな感じ。

神社が高台にある。
20数年前は神社の存在などに注意を払わなくて、あくまでも”龍宮の潮吹”を訪問したという認識。


一応、龍宮の潮吹の説明版も載せておこう。

ちなみに過去2回くらい(四半世紀以上前だが)来たと記憶していて、今回で3回目くらいの訪問だと思われるが、潮が高く吹き上がる光景には一度も出会えていない。
海が荒れるとか、風とか、その時の気象コンディションのタイミングがマッチしないと吹き上がらないのかもしれない。

私の独断と偏見で、昔懐かしい場所を巡れて、非常に良い休日となった。

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姫路城

この日は兵庫県へのお出かけ。
姫路城は遠くから眺めた機会は非常に多いが、城内を見物するのは30年以上前に親父と二人で来た時以来である。


駐車場から歩いて城内に向かう。デジカメ時刻 9:49


大手門

ここから入ると割と広い三の丸広場があり、動物園とかもある。


天守に向かってさらに進みます。

時代劇”暴れん坊将軍”で吉宗(松平健さん)が爺(船越英二さん)とか忠相(横内正さん)の江戸城内のシーンに出ていたのは姫路城のこのアングルでしたな。

入城料1000円。親父と来た時は500円だったように記憶しているので、30年という時の経過を感じます。


菱の門


あまり天気が良くないのが残念。

兵庫県の日本海側は雨が降っているとのことだったので降ってないだけ贅沢は言えない。

城内は土足厳禁になっていて、天守の入口で靴を脱ぎ渡されたビニール袋に入れて内部を見学する。
最上階からは姫路の市街を一望することが出来る。


天守の真下の広場から

城内には”お菊井戸”という、幽霊伝説のある深い大きな井戸もある。


大天守(右)と小天守(左)

少し離れた場所から眺めた方が見栄えが良い感じがする。

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向原のカタクリ

巷は桜が咲いた話題で持ちきりだが、新聞に吉賀町(島根県)のカタクリの記事が出ていたので、思いついたようにカタクリ見物に出かけてみる。

晴天の日曜日というのに例年と比べると見物者が少ない。

コロナによる外出自粛の影響なのかもしれないが、土師ダムの桜見物に向かっているのではと思しき、チンタラとしか進まない安芸高田市内の国道54号線の交通量を考えるに、TVや新聞が報道しないとこうした場所の人出というのは増えてこないものなのかもしれない。

コロナや戦争とか、悪い話ばかり毎日耳に入るご時世だが・・・

自然はいつもと変わらぬサイクルで動いて、今年も花を咲かせている。

桜やカタクリが咲くと、完全に春の気分になれます。

花が下を向いているので写真が撮りづらい・・・みたいな会話が聞こえてくる。

後は同じような写真を次々に撮る。

カメラを持って出かけたのは昨年11月の大久野島以来のこと。

その2

普段はカメラは持ち歩かず、スマートフォンのカメラで済ませてしまっているわけだ。

その3

昔は外出にカメラを持っていき忘れてショックを受けていたことあったが、今は写真が撮れないというシチュエーションがまずない。
便利な世の中になったものよのう(`_`)ノ゛

コメントが思いつかないので・・・

その4。これで最後にしよう。

ホームページネタも昨年11月以来でした。

雲一つない好天だったが、吹く風が寒い日だった。

今年は桜の名所で満開の桜をゆっくり見る機会はなさそうだが、どうにかカタクリだけは見ることができた。

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大久野島

コロナの新規感染者もようやく激減してきた。
会社の業務でも県を跨ぐ出張が俄然増えてきたし、休日も出かける機運が高まってきた。

コロナの鎮静化は非常に喜ばしいのだが、ここにきて急に冷え込んできたので、出かけるなら暖かい海沿いか島嶼部がいいな・・・と考えた結果、今回は大久野島にやって来た。
私の家から忠海港までは高速を使って約1時間ちょっとの道のりで、途中竹原のスーパーでニンジンを確保しておく。

忠海港FTと雲一つ無い快晴の空

どんどん今風のお洒落な雰囲気を強めていくフェリーターミナルの建物。
これも観光客を大勢呼び込んでくれるウサギ達のお陰ですな。

11:45 大久野島第二桟橋に到着

上陸してすぐに異変に気付いたのは、前回訪問時と比べると”激減”と言って差し支えないほど、桟橋周辺にウサギがいないということ。

快晴の青空と巨大送電鉄塔

”いかにも瀬戸内”といった、雲一つ無い青空。

新聞報道などによると、2021年の12月現在、大久野島のウサギは約500羽程度生息しているとのこと。
コロナ前のピーク時には1000羽とか言われた時期もあり半減したことになるわけだが、数を減らした原因はコロナ禍による来島観光客の減少であるとのこと。餌が貰えなくなったことが響いているらしい。
ウサギにもコロナウイルスの被害が及んでいるわけだ。

向かいに見えるは高根島(尾道市)

瀬戸内海も昔に比べると随分海が綺麗になりました。

”SEA SPICA” 第一桟橋に寄港中

先月関西方面で放送された某旅番組で三〇村邦彦さんが乗船して紹介されていました。

閑散とした冬の海水浴場

向かい側は大三島(愛媛県今治市)。もしやすると去年と今年は夏場も海水浴場は閑散としていたのではないだろうか。

キャンプ場やビジターセンター付近には、ちらほら姿をみせてくれる

ちなみに大久野島ではウサギの餌の類は一切売られていないので、本州側や四国からなら大三島側で準備をして持ち込まなければならない。

グレーの毛並み

餌を求めて寄ってくる奴もいれば、既に貰い過ぎて食べ過ぎたのか寝そべって動こうとしない奴もいる。

ニンジンは好きなのらしい

今回私は、忠海のフェリーターミナルでラビットフードを購入したが、コロナ前に来た時の感覚で買ったところ、想定以上にウサギがいなかったので猛烈に餌が余り、持ち帰る羽目になった。

休暇村大久野島

コロナ以前はこの周辺に、それこそ”ウジャウジャいた”のだが、今では休暇村付近ではポツリポツリとしか姿を見ることが出来ない。
そのわずかに姿を見せる個体に観光客が群がり、とりわけ餌の食いっぷりが良い奴は”大もて”である。

対岸に見える竹原火力発電所

今回はこのまま時計回りに島を1周し、第二桟橋まで戻る。

今回出会った子ウサギで最も警戒心が薄かったのはコイツ

数が大幅に減ったことと、警戒心の強い個体が多かったことが今回の印象だが、生まれて間もない子ウサギがちらほら見られた点は明るい材料なのではないか。

帰路のフェリーが到着

全然いなくなった、という訳ではないけれど、以前を知る者からすると圧倒的に数を減らしてしまっているのはとても寂しい。

沢山いたなら、それはそれで問題が生じるのだとは承知しているけれど、個人的にはやはりコロナ以前のウサギの楽園の復活を切に願っているし、来年早々にまた来てみようと思う。

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小豆島

GoToナントカという特典を利用してどこかへ行こう♪

とはいえ、コロナ禍が終息しない中、遠い所や感染者が大勢の都会に行くのはやめて近県にしておこう。
どこに行こうか考えた時「そう言えば小豆島には一度も行ったことがないなぁ」という話から、今回はあっさり小豆島行きが決まる。

11:20 船が新岡山港を出る

私はそこら辺のコンビニやスーパーで売っている、大手メーカーの醤油や味噌が嫌いで(美味しくないから)、他県などに出かけた折には、その土地のスーパーに行き、その土地で親しまれている醤油や味噌を買ってくることが多い。
たとえ食材はケチっても、調味料だけは本物に拘るという我が家の不文律がある。

小豆島は西日本では言わずと知れた醤油の産地であり、それらの蔵に行って醤油を買ってくるのが私の中での大きな楽しみでもあった。

”おりんぴあどりーむ”の船内

斬新な船内設備は、かの有名な工業デザイナー・水戸岡鋭治氏(岡山の御出身)が手掛けたそうな。

デッキにはブランコが

水戸岡さんのデザインした乗り物に乗ったのは初めてだけど、素晴らしいという他ない。
中川家の礼二が以前、鉄道が題材の某番組で「水戸岡さんを知らないとか、どうかしてる」と司会者の芸人を批判していたが、確かにそれくらい凄い人と思う。

足湯まである

残念ながら足湯は使用を中止している模様。密を避けるコロナ対策の一環でしょうね。

振り返ると児島湾大橋が見える
.
船が、肉眼で見ても明らかに水質の良くない児島湾を出ると、前方に小豆島が見えてくる。

行く手に小豆島が近づく

船が土庄港に着くと、まず醤の郷(ひしおのさと)に向かう。

オリーブ公園

大きな独楽のような(それともホンマに独楽なんかな?)モニュメントがあります。

ヤマロク醤油

私個人的に贔屓にさせてもらっている醤油の一つで、蔵に並ぶ年季の入った杉桶の数々と”再生プロジェクト”で丁度新しく出来上がった杉桶があったのには感動させられた。

やはり木の桶で1~2年仕込まなければ本物の美味しい醤油はできない。
なのだが、残念ながら木桶で作られた醤油は、全体の1%に過ぎないらしく、日本全国で約3000ある(しかない?)といわれる木桶も、そのうちの1000(三分の一!)は小豆島にあるとか。

マルキン醤油

醤油蔵を何件か回らせてもらったが、非常に関心させられた。
伝統の本物の味を守っていくというのは大変なことです。

美しい夕日

広島あたりだとなかなか難しいが、北側が海に面していると、綺麗な夕日が拝めるのですね。

 

翌日は寒霞渓に行く。
島の北側の海沿いを進んで、大部から県道31号線に折れ、カーブの連続する急勾配の道を山に登っていく。
常々香川在住の知人から「寒霞渓の紅葉はええよ」と推薦があり、まだ紅葉のタイミングではないが寒霞渓は是非来てみたかった場所だった。

寒霞渓ロープウェイ乗り場

通常、ロープウェイは下の乗り場を起点に上に登り、また下に戻るパターンが多いと思うが、今回は山の上が起点。

下っていく車窓からは絶景が広がる

瀬戸内では随一の絶景と言っても過言ではないだろう。

紅雲亭駅

ちなみに山上の乗り場周辺には土産屋や食事処などがあり賑やかだが、下の乗り場にはそういったものが何もなく、静かな雰囲気。

一旦下ってから、次の登りのロープウェイが来るのを待つ。

関西方面で鋼索線には乗る機会があったが、ロープウェイに乗るのは、20年以上前に祖父母を連れて宮島で乗って以来。
ゴンドラが降りてくるのを待っている少しの間にそんなことを思い出した。

登りロープウェーの車窓動画・その1

その2

その3

寒霞渓山頂駅

寒霞渓は是非是非、紅葉の時期にも来てみたいものですな。

小豆島町の街並み

オリーブの栽培をはじめ、醤油や素麺の生産が非常に盛んなところです。

名残惜しいが、広島に帰らなくてはならないので土庄に戻る。
船が出るまでの残り時間でエンジェルロードを散策。

エンジェルロード

動画その1

その2

15:30 船が土庄港を出る。

土庄の市街地が遠ざかっていく

隠岐や他の瀬戸内の島に行った時も感じたが、私が日常を過ごしている広島や岡山などの本土の風情とは異なる、島には独特の雰囲気と独特の時間の流れがあるような気がして、非常に名残惜しい。

”おりんぴあどりーむせと”の船内施設

ブランコだけ見ても”おりんぴあどりーむ”のさらに上を行く設備の数々。

4Fから3Fに降りられるすべり台

いい年のオッサンが滑るには、別な意味での勇気が必要。残念ながら私にはその勇気がなかった・・・

何とフェリーの中にミニトレイン

子供が喜びそうなコンテンツが船内に沢山ある。

旅をする時、こうした移動する際の乗り物に多彩な工夫が込められていると、旅の思い出を一層豊かにしてくれると思われ、水戸岡さんの仕事はあらためて凄いと感じます。

船が新岡山港に戻ると、同時に一気に日常の中に戻されたような、寂しい感覚に陥った気がした。

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津和野

コロナに振り回されて短かった学校の夏休みは既に終わっているが、8月最後の日曜はドライブに出かける。

山陽自動車道を岩国まで走り、錦川の綺麗な水の流れを見ながら187号線を北上していく。
吉賀からはこれまた綺麗な高津川沿いを走り、県道3号線・226号線と進んで、山を越すと青野山の傍を通過して津和野に至る。

観光客用の駐車場に車を置いて散策を始めるが、駐車場の車の少なさ。日曜日だというのに全然停まっていないに近い。

人もまばら。

道路わきの側溝に、デカい鯉が沢山いて、観光客が大勢餌やりをする風景がこの日はない。

津和野町の教育委員会

かつては武家屋敷であろう”いかにも津和野”な建物に、教育委員会はある。

この付近、本来なら大勢の観光客がいる筈

親父が仕事関係で縁あって、津和野は子供の頃からちょくちょく連れてきてもらったのだが、かように静かで寂しい津和野に来たのは初めて。

津和野カトリック教会

そう言えば最近、ここも兼務しておられる若い神父さんが、NHKの某番組(中井貴一さんがナレーター)に出演なさってましたな。

太鼓谷稲成神社からの眺め

左後方が青野山(907m)。津和野のシンボル的な火山。

同じく南西方向を

山口県との県境がすぐそこみたいな所で、勘違いしている方も多いみたいですが津和野は島根県ですのでご注意ください。

津和野駅

この日は、ここに一番人が沢山いました。

やまぐち号がホームに入線 デジカメ時刻15:27

もしやすると車で来た人よりやまぐち号で津和野に来た人の方が多いのでは?と思わせるような散策してみてのこの日の印象。

発車時刻が近づく

ボイラーの出力が徐々に上がっているのか、排煙の勢いが増していく。とてもカッコいい。

動画

SLが走り回っていた時代を知らない世代の私は、SLの雄姿がたまらなくカッコよく、汽笛を聞くと心が揺さぶられるように興奮してしまう。

道の駅・津和野温泉なごみの里からの青野山 デジカメ時刻16:04

コロナ禍以降さっぱりだった、久々の温泉を味わって帰途に就く。

久々に来た津和野は静かすぎて、今回はとても寂しい思いを味わわされた。
コロナが収束した暁には、大勢の観光客がいる、活気ある津和野であって欲しいものだ。

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八千代湖周辺の桜

この日は仕事が休みで、所用で広島市内の某所へ行き、用事を済ませた後満開になっているであろう土師ダム周辺の桜を見に寄ってみた。
昨今では3つの”密”を避けろ、と盛んに呼びかけているし、個人的にも人込みが怖いので広島市内にもすっかり足が遠のいているが、それならば自転車で桜見物をしてやろうと思いたつ。

サイクリングターミナル デジカメ時刻 12:45

平日とはいえ、桜が満開の時期にかようなまでに閑散としているのは信じがたい光景。

レンタル自転車をチョイスしたら、脇見運転をしながら(アブナイ・・)サイクリングロードを進んでいく。
自転車には数台しか出会わないが、サイクリングロードを歩いている桜見物の歩行者には多く出くわした。なので桜に見とれて脇見ばかりしていると危険なので注意を要する。

のどごえ公園付近の桜

本来ならば、このシーズンは花見客で周辺道路が大混雑し、車を置くスペースに悩む筈だが、今年は閑散として、まさに世界的緊急事態を実感させるような光景。

たっぷりと水をたたえた湖面。

ダム貯水率が100%以上になっているのではないかな?

地球規模で猛威を振るう新型コロナウイルスではあるが、花や山河には微塵の影響も与えない。

人間だけが右往左往してウイルスに振り回されているだけだ(一部のペットや動物園の動物は感染したらしいが・・・)。

サイクリングロード終点 デジカメ時刻 13:15

ここでUターン。
帰路も沿道の桜に脇見運転をしながら(アブナイ・・・)ゆっくりと自転車を走らせる。

すっかり春になったのだなあ・・・と実感しながら自転車を走らせる。

ダム湖の周辺には、5,500~6,000本のソメイヨシノがあるそうな。

サイクリングターミナルに戻る デジカメ時刻 13:41

サイクリングロードは往復で約7Kmくらいあるが、のんびり走って約1時間。

来年の今頃はコロナウイルス騒動が収束していると思いたいし願っているが、そうなると人手がごった返して桜をゆっくりと見ることはできなくなるだろうな。

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