午後から用事が立て込んでいるのだが午前中はヒマ。
ぼんやりＴＶを見ていたのだが、ＴＶもあまり面白くないので、とりあえず家を出る。
一応この時カメラを持って家を出たのが正解だった。

予定していたドラッグストアに向かっている途中で、ふと南原峡（なばらきょう）に行ってみようと思いつく。
近場は思いついた時に行かないとなかなか足が向かないもので、南原峡は過去相当昔に１度行ったきりの筈だ。
デジカメという、今ならありふれたアイテムが登場していない頃の話なので、無論写真などなく、記憶も忘却の彼方という場所なのだ。

そうと決まれば、まず可部のラーメン屋に行き昼飯を食べ、５４号線を北に向かって進む。
５４号線から南原峡への分岐を進み、南原ダム沿いを奥に進むと「いかにも登山口」みたいな雰囲気の場所に着く。

いかにも登山口みたいな場所に車を置き、堂床山と示された登山道を進む。

確かここだった筈だが・・・と考えながら歩く。

全く初めて来たのと何ら変わりない。

意外に「良い道」が続いていく。

車輛の乗り入れは不可だが、道幅広く、登山道というより遊歩道といった趣だ。

「良い道」がここで終わりそう・・・
ここから先は完全に登山道の様相になり、いきなり急な階段が見えている。

そういえばここに・・・

加賀津の滝があった。

この滝は見栄えが良い、なかなかの滝だ。
広島市内はおろか、広島県でもかなり上位にランクしていい一品だろう。

加賀津の滝は、確か落差２０ｍとあったような気がする。

天気が下り坂に向かっていて、厚い雲に覆われた空の下。
何でも寒気が入ってくるらしく、しばらく荒れた天気が続くらしい。

それはそうと・・・
昼飯に食べた来来亭のラーメンは、一味唐辛子が効いて身体が温まったはいいが、セットに付けた天津飯がチト失敗で、ボリュームがありすぎた感じだ。

薄暗い空模様と寒々とした光景。

上流に明神ダムがある為に、普段から滝を流れる水の量は多くないらしい。
中国電力が明神ダムと南原ダムで揚水式発電をしている。

引き返す。

石采（いしうね）の滝も近くにあるが、時間がないので今日は行かない。
久々に南原峡に来て、イメージを復刻させたところで今回は良しとする。