石鎚山

石鎚山頂付近の紅葉は、毎年10月10日前後にピークを迎えるといわれている。
だが、私は一応サラリーマンの身なので月~金は働かねばならず(当たり前だが・・・)紅葉バッチリのタイミングで石鎚に来るのは難しい。
加えて我が家の家計が、私の趣味と嗜好による単独での遠出をなかなか許さない。

今回は10月14日、紅葉は少々ピークを過ぎていると思われるが、珍しく「行っても良い」と遠出の許しが出たので石鎚に行ってみよう。
前夜は早めに寝てAM2:45に起き、AM3:00頃我が家を出発。

途中、コンビニで食料と飲料を調達したり給油したりしながら進み、AM4:00頃、西瀬戸尾道インターを通過。
夜の闇の中、しまなみ海道を進んでAM4:33今治上陸。
さらに川内インターまで高速、そこから国道494号線・黒森峠を通るルートを進み、面河支所付近を通過する頃には周囲が完全に明るくなった。

石鎚スカイライン入口。デジカメ時刻6:41。
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既にゲート前には車の列ができ、開門を待っている。

私が車列の7番目に並ぶと、私の後ろに長い列がまたたく間に伸びていく。
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7:00にゲートが開き、一斉に動き出した車列にくっついて石鎚スカイラインを進んで行く。

7:30頃、土小屋の駐車場着。
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車を停めた付近から見える石鎚を写す。

7:35頃、準備が整い登山を開始。
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睡眠時間が短かったのと4時間の長距離運転で、登り始めた時点からやや体が重い・・・(-_-)ゝ

デジカメ時刻7:48。
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さて、私は何時間後にここに戻って来たでしょう?
答えはずーっと下の方にあります。

早朝だが、下山してくる人と割とすれ違う。
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深夜に土小屋を出て、山頂で御来光を拝んだと思われる人たちが下山してきてすれ違っていく。
私は「弥山があまり混雑しないうちに着けば良い」みたいな感じでゆっくり進む。

休憩ポイント付近からの石鎚。
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空は御覧の通りの快晴ヽ(≧▽≦)ノ

東稜基部。デジカメ時刻8:48。
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土小屋から3km来たことになる。

東稜を行く人たちは、この藪の斜面に消えていった。
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彼らについて行けば念願の東稜コースを歩くチャンスなのだが、残念ながら今回の私にはその元気がない(/_-)

朝もやの瓶ヶ森。
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東稜基部を過ぎると、次第にそびえ立つ岩峰の直下を通る形となっていく。

岩峰と澄み切った青空のコントラストを・・・
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もっと紅葉の色が鮮やかだとよいのだが、これは仕方がない。

鳥居分岐到着。デジカメ時刻9:22。
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ここで成就からの登山道と合流し、大勢の人が休憩していた。

鳥居前から瓶ヶ森。
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まだ朝もやの中だ。

鳥居付近から西条市街。
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市街地の向こうにうっすらと燧灘が見える。

二の鎖小屋は工事中。
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資材をここまで運ぶのも大変でしょうな。

聳える天狗岳の岩峰。
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鳥居(標高1800m付近)を過ぎてからが急激に登っていく感じで、それまでの4Kmは緩やかに標高を上げていく。

弥山到着。デジカメ時刻10:11。
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我が家を出てから7時間。
今回は強行軍でとても疲れた・・・(ノД=)

家を出てすぐにコンビニで買ったサンドイッチとおにぎりをペットボトルのお茶で流し込む。
隣に座った昔乙女の女性から、クッキーとチョコレートのお裾分けをもらい、しばし会話を交わす。聞けば昨日三嶺(みうね)に登ったのだとか。
今日は御主人は東稜から登っており、自身も誘われたが断って単独通常の登山道を登ってきたそうな。

一息ついたので周囲の景色を楽しもう。
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二ノ森、西ノ冠岳の眺めを・・・

天狗岳。
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やはり赤のピークは過ぎているのか・・・

天狗岳に向かう人々の列。
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過去、ここに来るとガスがかかっていることが多かったが、今回天候は申し分なし。

弥山からの瓶ヶ森。
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しばらく撮影モードに入っていたが、頂上社で「お守り」を買ってくるよう仰せつかっていたのを思い出し、お守りを買う。次回の遠出の許しを得るためにも、言われた任務を果たすことが重要だ。

土小屋の方角を。
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気がつくと弥山は大混雑の様相を呈してきた。

そろそろ山を下りるか・・・と思ったので最後に1枚撮る。
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これで悔い無し。

弥山の混雑の度合いは時間を追ってひどくなった。
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眺めの良い場所はもはや空きスペースがなくなっている。

登山者は増える一方。
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今から登って来る人は、気の毒だが弁当を食べるスペースがなさそうだ。

下山にとりかかる。デジカメ時刻11:09。
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弥山はもはや人口密度が高すぎるので、逃れるように登山道を下る。

山頂付近を旋回するヘリ。
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人出の多さをニュースのネタにしたい地元TV局か?

昼を回っているが、続々と登ってくる登山者とすれ違う。
中には、どう見ても登山装備ではない家族連れや小さい子供連れ、極端な場合だと子供を背負って登っていく人たちもいる。毎回思うが、遅い時間から登っていく人や軽装の人たち、さらには小さな子供たちは山頂まで行っているのだろうか?さらにはスカイラインの閉鎖(18:00)までに戻ってきているのだろうか?

謎である。

南尖峰を振り返る。
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やはり天候に恵まれたのが何よりだった。

リンドウ
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登ってる時はあえて無視していたが、リンドウが沢山咲いている。

デジカメ時刻12:56。
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往復の所要時間は5時間8分でした。

土小屋到着。デジカメ時刻13:08。
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付近は石鎚に行った持ち主の帰りを待つ車で一杯。

土小屋のトイレ付近からの瓶ヶ森。
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今回はやはり紅葉のピークを過ぎた観はやはり否めなかったが、天候に抜群に恵まれたので良かった。

長尾根展望所。デジカメ時刻13:25。
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御来光の滝が遠望できる。

大樽の滝に寄る