鰐淵寺
島根県出雲市別所町
紅葉のシーズンも終わりというのに、今年は全然紅葉を見れずじまいで終わりそうな気配。
休日毎に、天気が崩れるか、何か用事が出来るかというパターンが続いてきたわけだ。
これはマズイ・・・(・:゚д゚:・)ということで、まだ紅葉の見れる場所は(・∇・)ン?と考えた末、急遽出雲の鰐淵寺にいくことに決定。松江自動車道を一路出雲に向かう。
鰐淵寺(がくえんじ)は、島根県出雲市にある天台宗の寺院。山号は浮浪山。中国観音霊場第25番札所、出雲観音霊場第3番札所、出雲國神仏霊場第2番札所。開山は智春上人、本尊は千手観世音菩薩と薬師如来の二体。
島根半島の日本海側、十六島湾(うっぷるいわん←読めん¿(・・)?)に面した河下町まで行くと紅葉見物客用の臨時駐車場が設けられていて、そこから鰐淵寺までシャトルバスが運行されていた。
我々もバスに乗り、バスは鰐淵寺の駐車場まで運んでくれた。
鰐淵寺の駐車場。
ちなみに、この駐車場から山門まで約600mある。
弁慶は仁平元年(1151年)松江に生まれ、18歳から3年間、鰐淵寺にて修行したとされる。その後、姫路の書写山圓教寺、比叡山と移り、更に源義経の家来となり義経に従い国内を転戦したが、壇ノ浦の戦いで平家を滅ぼした後再び鰐淵寺に身を寄せ、この際多くの伝説・遺品を残した。特に、弁慶が大山寺から一夜で釣鐘を運んだとの伝説は広く世に知られ、その際に持ち帰ったとされる寿永2年の銘のある銅鐘は国の重要文化財に指定されている。
ゆえにここには「武蔵坊弁慶修行の地」の石碑があるのである。
バスを降りた人々の列に続いて歩いて行く。
曇空の渓流沿いの道は寒々しく、実際寒い。
山門への道は離合不能な狭さ。
なぜ臨時駐車場とシャトルバスが必要なのかがおわかりでしょう。
紅葉見物のマイカーが大挙押し寄せると大変なことになりますな。
ドライバーは発狂٩(๑`^´๑)۶することでしょう。
道沿いの紅葉を写しながら歩く。
先週あたりが最も良い頃合だったかもしれない。
道沿いの色づくモミジ。
橋のたもとに、いい色合いのモミジが。
もう1枚。
道草をしながら600mの道のりを歩いて進んでいく。
ようやく山門に到着。
8年前はこの山門の前まで車で来て、道路脇の膨らんだスペースに車を置いた。
山門で入場料を払う。
紅葉の時期限定で有料になるようだ。お陰でシャトルバスが走るのならば文句はない。
それでは名高い紅葉を見に行こう。
根本堂への石段を進むと色鮮やかなモミジが次々と見えてくる。
島根屈指の紅葉の名所というが、実際見ると納得。
前回8年前は浮浪の滝が目当てで、大晦日の日に来ているから鰐淵寺の紅葉を見るのは私自身初めてである。
根本堂は天正5年の創建だそうな。豊臣秀吉の時代ですな。
もっと天気が良ければ・・・
青空をバックに・・・といきたいが、仕方あるまい。
海に近く、標高の低いこのあたりは11月下旬あたりが紅葉の見頃か。
登り詰めた高台から見下ろした図
まだ次週あたりまで楽しめそうだ。
上の紅葉を堪能したら下に降りる。
石段を下りながら見える紅葉も美しい。
今年もどうにかシーズンギリギリで綺麗な紅葉が見れて良かった。
折角なので久しぶりに浮浪の滝へ行ってみよう。