雲月山

天気がすこぶる良いので予定通り山に行く。
選んだのは北広島町の雲月山。
島根県との県境にある山で、島根県では”うんげつさん”とか”うんげつやま”と呼ばれているらしいが、広島県では”うづつきやま”とか”うづきやま”と呼ばれている。

一般道でも良かったのだが、戸河内の道の駅の所にある弁当屋の”天むす”が食べたかったので、戸河内まで中国自動車道を走り、国道191号・県道11号と走る。
さらに県道113号~県道114号と県境に向かって進み、県境手前の雲月峠に着く。
県道114号線が、非常に離合困難な”険道”なので、運転には注意が必要だ。

雲月峠。デジカメ時刻11:44

ここは島根との県境で、付近の県道114号はとても狭い”険道”だが、10台以上は楽に駐車できる駐車場と、トイレ、さらには炊事棟がある。

準備が整ったら登山道を進んでいく。

雲月峠からの取付は2ルートあるが、手前側の勾配のきつい道を行く。
ちなみにどちらを行っても、ベンチのある岩倉山の山頂で合流する。

オレンジの花がちらほら咲いている。

雲月山の広島県側は樹木がなく、毎年春に山焼きが行われ、広大な笹の草原が広がっている。

オレンジの花はレンゲツツジ。

岩倉山のピークを過ぎると一旦登山道は高山との鞍部に下る。

目指す雲月山が正面に鎮座。

雲月峠からの登山道は、岩倉山と高山を経由しながら県境になっている稜線上を進む。
展望台下の駐車場からだと、2つの山の山頂を経由せず、雲月山に登っていく形になる。

稜線の向こうに日本海が見える。

浜田か江津あたりの山と、その向こうは日本海。

中央に展望台下の駐車場が小さく見える。

展望台下からの登山道が合流し、あとは稜線に沿って雲月山に向かって行く。

上写真のカシミール画像。

白木山や堂床山など広島市北部の山々が見えている。

稜線沿いの道

右側の樹木が繁るのは島根県浜田市金城町の領域になる。

雲月山頂に到着。デジカメ時刻12:39

標高911m。県境の山にしては珍しく1000m以下。

山頂で展望を楽しみながら、戸河内で調達した天むす弁当を食べる。
割と塩味が効いていて、薄味好みの人には気になるかもしれないが、山に登って汗を流した後にはよいのかもしれない。

中央右の山腹にスキー場のある山は高杉山。左は天狗石山・阿佐山。

”ユートピアサイオト”というスキー場だと言えば、ピンとくる方もいらっしゃるでしょう。

カシミール画像・その2を置きます。

これらの山々のあたりは、中国地方でも特に雪の多い地域で、スキー場が設けられている山が多い。

北東の島根県側に目を移す。

大江高山から大万木山に至る山並みが見える。

カシミール画像・その3を置く。

大江高山と三瓶山の山容が一際目を引く。

南西方面。

北西から北にかけては、樹木がある為に展望が得られない。

カシミール画像・その4を置きます。

掛頭山とか深入山、遠い所では大峯山が小さく見える。

さらにこれでもか!と動画を置く。

もう1丁。

少しでも行ったつもりになって頂ければ・・・

弁当を食べ、沸かしたお湯でコーヒーを飲んだら下山開始。
この日は天気は最高に良かったが、油断していると帽子が吹き飛ばされるほど風の強い日だった。
涼しい風に吹かれながら、往路の引き返す形で下山していく。

雲月峠。

雲月山は展望の良い、手軽に登ることのできる素晴らしい山だった。
なお、家族連れの方や楽チンに山頂に行きたいという方は、雲月峠の登山口からではなく、手前の展望台下駐車場からのアプローチが、岩倉山を経由しない分アップダウンが少なくて済むのでよいだろう。

帰りは”険道”を島根県側に出て、浜田自動車道経由で帰った。