向原のカタクリ
この日はかねてからの予定通り、向原にカタクリを見に行く。
朝の中国新聞に”向原かたくり祭り”が始まることと、花が見頃になってきたとの記事が載っていた。
さらに朝の紙面では、安芸太田町や島根県吉賀町などの自生地でもカタクリが見頃との記事が載っており、週末は各自生地が中高年の見物客で賑わうに違いない。
デジカメ時刻 10:47
中央奥のビニールハウスの中では、例年祭り期間中はうどんや巻き寿司などの飲食バザーや、地元の野菜などの直売が行われている。
ところで”向原かたくり祭”だが、新聞記事によると節目の20回目でもある今年が、最後の開催となるそうな。
祭りを主催してきた地元の住民グループ「夢語苟里(ゆめかたくり)」の、会員の減少と高齢化が主な理由だという。
寂しい話ではあるが、今後も自生地の管理と開放は続くとのこと。
日陰の斜面の花はまだ開いていない。
まだ少し来る時間が早かったのかもしれない。
花が開いている株を探して撮影開始。
前述の住民グループだが、新聞記事によると当初30人あまりいた会員の方も今では4人になっているとか。
地域の素晴らしい財産であるし、行政のバックアップ等はできないものなのだろうか。
大きな写真を1枚。
昨年見に来れなかったので、今年は何としても来たいと思っていたのだ。
どんどん訪れる人が増えてきた。
若い人もいるが、やはり人数では圧倒的に、私などより年配の中高年の方々が多い。
花が下を向いた株が多い。
皆さんしゃがみ込んだり、中には這いつくばったりして撮影しているのだが、いかんせん中高年の方が多いので立ち上がる際の膝の痛みに苦悶の声が出ていたりする。
これが最後。
悔いのないよう撮ったら帰ります。
かたくり祭は今年で最終回なのでハウスに寄っていこう。
最後の記念に昼飯にうどんを食べていくことにする。