大峯山

この日は休みで、久々に行動の自由のある状況。
8:00過ぎまでTVを見てノンビリしていたが、9:00頃家を出発。
3週間前に瀬戸の滝に行ったが、本来行く予定だったのに直前で取りやめた(天気が芳しくなかった為)大峯山に行ってみよう。

広島市内から国道191号を進んで、安芸太田町に入ってから国道433号に入る。
湯来支所の所から国道488号に入り、水内川(みのちがわ)沿いに道幅狭い国道488号を進む。
やがて左に分岐する県道42号に進路を取り、佐伯方面に向けて進んでいく。

この県道42号はいわゆる”険道”で、離合不能な道幅が延々と続く上に、落ち葉や落ち枝で道路が荒れているなど、他県の方々に”県道です”と紹介するのは心苦しいような悪路。
急勾配箇所も所々通過しながら慎重に進むと、どうにか対向車にも会わず市境の笹ヶ峠に到着する。

11:07 笹ヶ峠。

ここが広島市と廿日市市の境になっている。
峠付近に数台駐車可能なスペースがあるので車を置く。

峠から分岐する砂利道林道を歩き始める。

峠にある木札には”大峰山頂1.4km”とある。

ところで、一般的に大峰山というと、奈良県にある百名山の大峰山を指すのが普通だろう。
今回私が登ろうとしているのは、広島市佐伯区と廿日市市の境にある、標高1050mの大峯山。

砂利道林道を進む。

蝉の声しかしない人気のない山道だったが、向こうからオフロードバイクが来て、乗っている男性と会釈してすれ違う。
林道走行マニアの人だろうか。

11:17 林道からの取り付き口。

山頂まで700mとあり、笹ヶ峠の駐車箇所からここまで、林道を700m歩いたことになる。
10分あまりで700m進んだことになるので、急勾配でも同じペースで進むことが可能な人なら、ここから山頂まで10分で行ける(わけがない!)。

登山道になってくると当然勾配は増してくる。

私は10分で山頂に至るようなタフな体力を持ち合わせないので、喘ぎながら遅々として進む。

山頂まで300mの道標。

もっと進んでいるような気がしていたので、400mしか進んでいない事実にガッカリ (ノ◇≦。) 。

長命水

水場らしいが枯れていて水はない。

11:54 避難小屋に到着。

林道取り付きから、ここまで30分以上かかった ( ・`д・´)。

避難小屋の向こうには祠がある。

大峯山の山頂付近には巨岩が点在している。
山頂は大岩の上にあり、行くにはここからさらに一苦労を要する。

祠の前を右手に進む。

山頂の岩の上には先着の登山者がいるらしく、男性の話し声が聞こえる。
しかし下からでは声だけで登山者の姿は確認できない。

大岩の縁に沿うように道があり、やがてロープと縄梯子が設置された箇所に着く。

山頂への塩ビ製の縄梯子。

高所恐怖症の方には最後にキツイ試練です。

大峯山頂に到着。標高1050m。

話し声がした割には、山頂にいたのは品の良さそうな初老の男性1名のみ。このオヂサンが山頂の岩の上でアマチュア無線の交信を行っていたらしかったから、話し声がしたのだ。
なのでこの時、大峯山頂にいたのは私とそのオヂサンの2人のみ。

天候が芳しくなく展望が効かない。

しかし、ひんやり涼しい風が廿日市市側から吹き付けてきて、とても気持ちが良い。

我が家周辺の朝はすこぶる快晴だったのだが・・・

山頂に持ってきたのは、途中191号線沿いのコンビニで調達したチョコレートとア○エリアスのみ。
とりあえずア○エリアスを乾いた喉に流し込む。

一応大峯山頂からの動画を・・・
本来、大峯山は素晴らしい展望の得られる山(らしい)です。広島市の最高峰でもあります。

動画その1

山頂東の岩場から廿日市市玖島方面の眺め

動画その2

岩の上にいる黄色い服の登山者は先述のオヂサンです。

思いがけず、天候が悪化しそうな気配なので巨岩”まわり縁”には寄らず、急いで山を下ることにする。
時計を見ると12:40頃だったと思う。

13:04 砂利道林道に復帰。

後は砂利道を700m歩けば停めてある車まで戻れる筈だ。

13:14 笹ヶ峠に戻る。

どうにか雨に遭う前に車にたどり着く。
峠を湯来方面に下っていると雨が降り始め、国道488号に入って水内川沿いを走る頃には猛烈な降り方。

国道488号から433号・191号と走って、帰路は中国道の加計スマートICから高速を走って帰ることにする。
当初から帰りの道すがらで昼飯を食べる予定ではあったが、さすがに腹が減る。

山沿い限定の雨だったらしく、広島市内に近づくにつれて雨の気配すら無くなってくる。
そうなると、ただただ暑さだけが堪える 。:゚(;;≡m≡;;)゚:。

14:28 久地PA。

PA名物のごぼう天うどんで遅めの昼食とする。