向原のカタクリ

昼飯を済ませ別な用事で家を出たのだが、通りすがりの県道沿いに”カタクリ”の旗があったので、ちょろっとのつもりで寄ってみる。
一応他人様の手前、マスクを着用してから花の咲く山の斜面に向かう。

実は新型コロナで世が騒々しいとか、仕事とかその他イロイロな要素が渦巻いて、カタクリのことなどこの時まで頭の片隅にもなかったのだ。
であるので、一眼のカメラを持ってきていない。

残念なことに、ほとんどの株が閉じている。

数少ない開いた花を見つけては、スマホのカメラで撮影する。
だが当然ながら遠くにある花は撮影することができない。ナンジャコリャーみたいな写真にしかならない。

近くにあった一番見栄えのよいやつを・・・

数日雨の日が続いて、この日も曇り空の冴えない空模様。

鹿よけの鉄柵が増設されている。

予定外ではあったが、今年もカタクリを見ることが出来て良かったが、マスクを着用して花を見たのは過去に記憶がない。

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大三島

祝日なので、ドライブに出かけてみる。
近すぎず、遠すぎずということで、しまなみ海道で大三島まで行ってみよう。

大浜PAでトイレ休憩。

大三島インターで降り、まず大山祇神社に行き、参拝を済ませる。

大山祇神社の写真は今回はなし。
余談だが、”凶”と書かれたおみくじをこの日ここで初めて見た(ひいたのは私ではない)。
私は基本、おみくじは買わない派なので、凶を引くことはないが、反面大吉を引くことも当然ない。

ともあれ参拝を済ますと、島を横切るように南側の海岸沿いに車を走らせ、宗方地区に向かう。

宗方地区の海沿いの景観

来島海峡大橋が見え、橋の後方彼方に見えるのが石鎚山。右奥に高縄半島の山々。

高縄山

徐々に霞んでいた風景が明瞭になってきて同定可能になってきた。

背後を振り返れば雲一つない空

冬に瀬戸内の島に来ると、寒さをしばし忘れることが出来てとても心地よい。

手前に見える津島の後方遥かに瓶ヶ森

ちらっと見えているのは来島海峡第二大橋の主塔。

後方にどっしりと石鎚山。

手前は来島海峡第二・第三大橋。

多々羅大橋

大三島インターに入る前に道の駅(多々羅しまなみ公園)に寄る。
ちなみに多々羅大橋は、斜張橋としては国内最長の橋で、広島県と愛媛県の県境を跨いでいる。

因島大橋

因島大橋が出来た時、親父がドライブに連れてきてくれたが、私はその時まだ小学生だったし、祖父さんもまだ健在だったな・・・などと昔の思い出に浸る。

天気と素晴らしい景色に恵まれ、久々に良い休日だった。

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足立美術館

本来、絵のことはさっぱりワカラナイ私ではあるが、足立美術館の日本庭園が素晴らしい(らしい)ということくらいは心得ていた。
この日はふとしたことから足立美術館に行くことになった。

まず、道の駅・広瀬富田城に行きそこから安来方面に戻るように走って、足立美術館の猛烈に広い駐車場に到着する。

まず建物が立派なのに驚く

さらに観光客の多さにもこれまた驚く。

北大路魯山人くらいしか展示品の作家を知らない、美術に疎い私からすると、島根県の松江とか出雲でなく、失礼ながら安来の田園風景の中に巨大な美術館と大勢の来客が訪れているというギャップがとても新鮮。

常識というか、当然ながら美術品の写真撮影は禁止されている。

庭園は撮影が許されるので撮る。

手入れの行き届き方が素晴らしい

”日本一”と称されるのもうなずける。

ガラス越しに庭園を見ているのです。

館内には併設のカフェが複数あり、この庭を見ながら飲むコーヒーはさぞかし乙なものであろう。
カフェが混雑しているので”乙”を味わうのは諦め、撮影する。

背後に亀鶴(きかく)の滝が見えるアングル

敷地外の山や滝も庭園の風景に取り込んで庭の景観に一体化させているところが凄いのだ。

亀鶴の滝をズームで

この滝は敷地外の国道を挟んだ向かいにあって、ちなみに人工の滝です。

池のあるアングル

私の下手な写真では、ここの庭の素晴らしさは伝わらないので、実際に訪れて見ていただくことを是非お勧めします。

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雲仙

今回は温泉とミヤマキリシマを目当てに、はるばる長崎県の雲仙まで遠征している。
前日は生憎の雨でロクな散策が出来なかったが、なんとか雨も上がってくれたので仁田峠に行ってみよう。
もっとも前日の時点で既にロープウェイが運休との情報があったので、徒歩で行ける範囲で楽しむ他ない。

仁田峠循環道路を進んでいくが、ガスで全く視界が効かない。
ゲートの入口のオジサンも、ロープウェイは動くかもしれないが、こればかりはコンディション次第と言っていた。

駐車場に着き、徒歩で散策を始める。デジカメ時刻 9:04

駐車場から既にいきなり極彩色の花が迎えてくれる。

私は既に感動の極致に陥って興奮しているのだ。

美しいものを見て、これほどまでに心が揺さぶられたのはいつ以来だろうか?

とにかく”綺麗”というしか言葉がない。

雲仙には過去4~5回来ている私だが、いずれも温泉目当てばかりで、この時期の仁田峠には来たことがなかった。
雲仙の魅力を半分も味わっていなかったということだ。
20代の頃は、かつて有料だった仁田峠循環道路の通行料金770円をケチって、仁田峠をパスするという信じがたい愚を犯してさえいる。

これで天気が良かったら、さらに素晴らしいものに会えるのだろうか?

これは必ずまた来なければなるまいのと思いを強くする。

駐車場とロープウェイ乗り場の間の花を撮りまくる。

登山姿の人達も沢山いるが、私たちは遠路帰らなければならない身なので、徒歩で普賢岳まで行くような時間的ゆとりが今回はない。

やはりロープウェイは運休している。

ひんやりした風がかなりな勢いで下から吹き上げてくるので寒い。

どうも私は九州のロープウェイには縁がないらしい。
阿蘇のロープウェイも噴火や悪天候でことごとく運休(一度も乗る機会を得ず)だったし、今回の雲仙も然り。

仕方がないので駐車場に引き返すしかない。

山に登れなかったのは残念ではあるが、初見のミヤマキリシマを見ることが出来たので個人的には大満足ではある。

雲仙地獄に寄る。デジカメ時刻 9:49

実は前日も来ているのだが、雨がジャンジャン降っていたので散々な散策になったのだった。

お糸地獄

雨が降っていないだけ、前日よりはるかにマシ。

前回、2011年に来た時も雨に遭っている。

あの時は直前に東日本大震災が起き、行き過ぎた不可思議極まる自粛ムードで、遠く離れた長崎の観光地の客が少なくなっていた。

ちなみにだが、噴気に触れると銀製のアクセサリーなんかは変色してしまう。

噴気に含まれる硫黄の成分のせいかもしれない。

中国地方や四国では味わえない雰囲気。

九州ならではの火山の光景を味わえた。

雲仙を後にして山を下って島原半島北側の諫早湾沿いに出る。

諫早湾の向こうに多良岳連峰。

”諫早湾干拓堤防道路”を通って対岸に渡り、国道207号線を鹿島に向かって北上する。

祐徳稲荷神社 デジカメ時刻 13:30

たまたまだが、思いがけず祐徳稲荷に中村勘九郎さんが来ていて、丁度帰路につく車内から勘九郎さんが手を振る場面に遭遇できた。

鹿島から武雄、武雄からは一路高速で広島に向かって進むのみ。

関門橋。デジカメ時刻 17:30

後は山陽自動車道を広島に向かって走る。

天候がイマイチではあったが、温泉と花が堪能出来てとりあえずは良かった。

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安田のユキワリイチゲ

総領からの帰路の途中で、安田のユキワリイチゲ自生地に寄る。
同時期に花が咲き、比較的近い位置関係なので、セットで訪れるのが良い。

上下川右岸沿いの自生地

備後安田駅のある集落付近から、灰塚ダムのある下流に向かって少し行った所にある。

こちらも花が丁度見頃。

暖冬で、例年より早い時期から咲きだしたに違いない。

斜面に咲き誇るユキワリイチゲ

天気が良くないと花が開かないので、休日が天候に恵まれないと残念なことになる。

今年は非常に良いタイミングに来れたようだ。

ちなみに、上下川を挟んで対岸には、節分草も自生する。
今年はそちらも既に咲き始めていたようで、対岸に見物者が見える。

後はひたすら撮りまくる。

人出が多いので、同じ場所を長時間占拠するわけにいかないのだ。

上下川と沈下橋

高知ほどではないが、広島県にもいくつか沈下橋があった。
昨年の西日本豪雨で被害を受け、芦田川にあったものなど復旧の難しいものもあると聞く。

気が済むまで撮ったら帰りましょう

帰路の途中、三良坂のパン屋に寄って、しこたまパンを買って帰った。

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総領のセツブンソウ

丁度1年前の2月24日に、セツブンソウを見に来ている。
偶然にも今年は日曜日に好天に恵まれ、総領にセツブンソウ見物に出かけてみた。

今年はあたりに残雪が全く見られない。

暖冬と毎年のように言っているが、今年はとりわけ暖冬だった。

領家八幡宮

どうにか駐車スペースを確保できた。

八幡宮境内横のセツブンソウ

概ね例年、この花を見たら「そろそろ冬タイヤから夏タイヤに替えようかな」という目安になっている。

ここは方角の関係で花が早い。

公開地は町内に点在しているが、いつもここの花を見させてもらうことにしている。

花を楽しんだら道の駅に移動。
地元の方々がふるまう”節分草そば”を頂いた後、道の駅から田総川を渡り対岸に行く。

田総川沿いの川べりに咲く福寿草。

ちなみに自生しているのではなく、植えられたもののようだ。

黄色い花が鮮やかで見栄えがよい。

庄原でも東城に行くと福寿草の自生地があると聞く。

ここのセツブンソウも咲いていた

道の駅の対岸は、いつもはもっと遅い時期にに花が咲くが、今年は暖かいのでもう咲いていた。

公開最終日の3月10日は「節分草祭」が開催されるというが、それまでまだ2週間ある。
このペースでは3月10日時点まで花がもたないのではないかと心配になる。

ユキワリイチゲを見に行く

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出雲大社

年末から何やかやと用事に追われ、初詣に行きそびれたまま日数だけが過ぎ去っていたが、新年もようやく20日になって出雲大社に初詣に行く機会を得た。

神門通り デジカメ時刻10:50

未明から朝までの雨がようやく止んだようだが、どんよりした雲が空を覆う。
”天気は西から回復していく”というNHKの(というより気象庁か)天気予報を無条件に信じて、傘を持たずに本殿に向かって歩いていく。

竹野屋旅館

知る人ぞ知る、竹○まり○さんの実家で、最近になって御自身が旅館のオーナーになられているとか。
新オーナーの意向なのか、前回私がここに来た時と違って、旅館の屋根瓦などに修繕が加えられ、綺麗になっている。
旅館前にタクシーが停まっていて、運転手のオジサンが「○内ま○やさんの実家ですよ。写真撮っときなさいよ」と、道行く観光客に教唆していた。

見れば、ここの鳥居も新しくなっている。

観光客の増加で、付近が異様に活性化され、今ではスターバックスコーヒーまで出店している。
10年前では考えられなかった替わりようだ。

松並木が綺麗

みんな右側通行で本殿に向かって歩いていく。

以前は無かったような気がする、沢山のウサギの石像

出雲大社周辺は、まさにイノベーションの真っ只中にある。
それもこれも沢山の観光客によるものに他ならない。

因幡の白兎と大国主命

古事記に出ている有名な話なので、殊更説明はしません。

本殿。デジカメ時刻11:10

若干、雲の切れ目から青空が見え始めている。
ここの拝礼方式は、宇佐神宮と同じく二礼四拍手一拝
一般的には”いずもたいしゃ”と呼ばれているが、正式には”いずもおおやしろ”というそうな。

神楽殿の大注連縄。

年配の神職の方が「撮りましょうか?」と観光客に声をかけ、写真を撮ってやっていた。

私は普段現金をあまり持ち歩かないキャッシュレス派なので、財布に小銭がほとんどない。
賽銭箱に入れる為に、事前にわざわざ自販機で欲しくもないジュースを買って小銭を作るという、面白い現象がいつも神社に来た時起きる。

神門通りに降り注ぐ天使の梯子。

正式名称は”薄明光線”といい、雲の切れ目から漏れた太陽の光が、光線の柱となって放射状に地上に降り注いで見える現象のこと。

すっかり空は青空。デジカメ時刻11:34

この日の午前中までの天気予報は正確無比で、傘は必要なかった。

以前は寂れた感があった通りに活気がある。

何回目か自分でもわからないくらい、何度も来させてもらっている出雲大社だが、今年もどうにか初詣が出来てとりあえずは良かった。

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大久野島

この日は思いがけない展開から、大久野島に再訪することとなった。
天気もすこぶる良いので、コンディション的に瀬戸内の島に行くのは至極結構なこと。

忠海(ただのうみ)港(竹原市)のフェリー乗り場。

駐車スペースの確保に手間取っている間に、フェリーは出発してしまったので、次の船まで乗り場周辺で時間を潰す。
ラビットフードを確保したり、土産売り場をひやかしたりして30分程度待った。

今回も往路はこの船に乗る。

相変わらず島への来訪者が多い為、土日などは駐車スペースが限界を超えている模様である。
7月の豪雨以来、忠海を含む区間が不通となっている呉線の、一日も早い全面復旧が待たれる。

フェリーは所要15分で大久野島に到着。

休暇村のシャトルバスが待ち構えていて、上陸した人達を乗せて走り去っていく。

忠海の市街地を遠望

左端にある送電鉄塔は、大久野島にあるものと同じく、日本一の規模を誇る。

同じく対岸に見える今治造船・広島工場。

かつては”幸陽船渠”という会社だったが、今治造船に吸収合併された模様。

大久野島の主役がいましたよ。

7月の豪雨災害による線路被害の影響で、対岸の忠海駅には未だに電車が来ない状況なんだが、幸いこの島には豪雨の影響がなかったようですね。

向こうに見えている陸地は愛媛県の大三島。

大久野島には大三島の盛港からもフェリーで来ることができる。
細かいことは前回述べているので、こちらも参照されたい。

休暇村・大久野島。

丁度昼飯時なので、館内は大盛況。
軽食コーナーもあるが、ちゃんとした食事処もある。

あとは道すがらウサギを見ながら島内を散策。

人を恐れず、餌を求めて寄ってくる。

やはりニンジンは好きらしい。

忠海までの道中のスーパーで仕入れたニンジンを、ナイフでカットしながら与えていく。
ちなみに忠海のファミリーマートでは、カットしたニンジンを売っているのだ。

フェリーが来る迄の間、残った餌をばら撒く。

本土から観光客がふんだんに運んでくれる餌のお陰で、まさに彼らにとっては楽園だろう。

盛港発の帰りのフェリーが来た。

ちなみに忠海に対して、対岸・大三島の港は”盛(さかり)”という。
どちらも平清盛の父・平”忠盛”にちなむ地名だそうな。

天気に恵まれた瀬戸内の島はとても気持ちがよかった。

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鳥取砂丘

今回の鳥取行きは業務の為、日帰り強行軍。
しかも広島に戻ってからも業務があるという罰ゲーム的な状況。

ではあるけれども、折角片道4時間以上かけて来たわけなので、せめて鳥取に来たという実感だけでも得たい o(・ω・´o) ので鳥取砂丘に寄り道してみる。

市街から15分程度で来れてしまうのは良い。

余談だが、来る途中に国道53号線の黒尾峠を通ったが、峠にあった”cico(チコ)”というドライブインが無くなって更地になっていた。
2014年11月に閉店したとのことだが、だとすると、閉店を知らなかった私は4年以上も黒尾峠を通っていなかったということになる。

砂丘への階段を登って駐車場を振り返った図

土産屋のおばちゃんによると、天気は良いのに観光客が少ない日だったとのこと。
前日夜に鳥取を通過した台風20号の影響だろうとも言っていた。

デジカメ時刻 15:44

太陽を遮るものがないので、猛烈に暑く、殺人的なレベル!Σ(×_×;)!。
以前は無かった、熱中症の注意喚起を促す掲示物があるのだ。

観光用のラクダは猛暑でもいる。

確かラクダは、乗れば有料なのは当然として、近くから撮影するだけでも有料だった筈。

足元の砂が猛烈に熱い (>﹏<)。

裸足では、とてもじゃないが熱くて歩けないと思いますよ。

ちょっとの寄り道だが、鳥取に来たことを実感出来たのは良かった。
これから遠路を帰らなければならないのもあるが、炎天下の砂の上は暑過ぎて身の危険を感じるので早めに退散とする。

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